メロンが美味しかったことも決め手に。
壱岐を楽しむIターン公務員。
2020年
移住
壱岐市役所職員
畑健太郎さん(埼玉県加須市出身)
生まれも育ちも関東で、九州にまったくゆかりが無かった畑健太郎さん。東京の大学を出て、そのまま就職して東京に住むと考えた時に違和感を感じた。「仕事を抜きにして、どんな風に生きたいか再度考えた時に自然が多いところでゆっくりしたいという考えにたどり着きました。」東京も楽しいが、自分で住むところを選べるのに、わざわざここにいる必要がないと感じた。
その後、公務員になることを決意し自治体を探していた時に、たまたま出会ったのが「壱岐産メロン」だった。「壱岐のことは、その時初めて知りました。島でこんなに美味しいメロンが採れるのか」と驚いた。実際に訪れたことがある土地の自治体と、メロンの美味しさが印象的だった壱岐に受験先を絞り、晴れて壱岐での就職が決まったので移住をした。
「いままで利用していた銀行が無いこと、東日本と西日本の家電製品への負荷の違い、湿気などの問題もありました。」移住をしてから暮らしの中で小さな問題もあったが、「12時を知らせる音楽を聴いたり、掛け干し米や夕焼け、漁火を見たりして、この壱岐の雰囲気が好きで居心地が良いなとほのぼのしています。時代は変わっていくけど、この風土あっての文化や良さがあると思うので、このまま後世まで残っていってほしい。」満面の笑みで壱岐への想いを話す姿は、すっかり島民の顔をしている。