小学校からの夢を叶えるために。
周りの人に愛されて、はじめての仕事も暮らしも順風満帆。
2019年
移住
海女研修生
河合春薫さん(兵庫県神戸市出身)
幼い頃から家族の影響で自然が身近にあったという河合春薫さん。小学生の時に海女という職業を知り、「海女」をしたいと熱い想いを抱いた。「高校への進路を決める時に先生から『海女は厳しいと思う。』と言われて、動物に関わる道を考え、進学しました。動物も好きだけど、どこかでまだ海女をしたい想いがあって、地元でも泳いだり、潜ったりしていたんです。」悩んでいたが、海の仕事がしたいという想いに戻ったという。
高校2年生の時には直接漁協へ連絡し、海女の体験をしに壱岐へ初来島した。「夏休みを利用して体験をしに来たんですが、時化の日が多くて、2・3回くらいしか潜れませんでした。」その時に感じた先輩海女さんや漁師さんの温かさも移住をする決め手になった。
「潜っても何も取れなかった時はきついですが、アワビが獲れた時は特に嬉しいです。あとは先輩海女さん達に「”上手になったね!”と褒められる時も嬉しい!」とにこやかに話す。「80歳を超える現役の方もいるのですが、10年後を考えたら、後継者や磯の物も少なくなってくると思います。海のことも壱岐のことも、知らないことが多いので、これから生活していく中で見つけていきたいです」。