-高校卒業後は佐賀県の理学療法士の専門学校に入学し、卒業後は福岡県で理学療法士として勤務。これまで4か月にわたる世界1周の旅や、日本国内では北は北海道、南は沖縄まで多くの地域を訪れた経験を有する。日本を含む世界を渡り歩いた自身の目に映る「壱岐の魅力」を、写真・動画を通じて世界に発信する。壱岐市郷ノ浦町出身・在住。-
Q1. 世界一周をしたと伺いましたが、どのような経緯で旅に出たのですか?
もともと旅行が好きで、社会人になってからも年に1回か2回くらいは海外に行ってました。ただ仕事の都合上、遠いところには中々行きづらくて。だからパーッと遠いところに行きたいなと思ってたんですが、世界1周とか現実味無いじゃないですか。
リハビリの仕事は4年か5年で1回移動するか、別のところで働いてみようかと考えていたので、「辞めよう!」って1回決めて、じゃあ辞めたタイミングで行っちゃおうって思って。出発の4,5か月前から準備を始めて、全然貯金もしてなかったんですけど行くことにしました。
Q2. 壱岐にUターンする前は何をされていましたか?
ワーホリ(※1ワーキングホリデー制度)でオーストラリアに滞在していました。世界一周の旅に出た時くらいから、自分の思い出を記録に残すためGoProを使って写真や動画を撮り始めて、オーストラリアでも続けていました。
オーストラリアではファームと呼ばれる農業に関わる仕事をしていて、コロナが流行り始めてからは残るかどうかを考えていたのですが、空いてる時間にiPadなどで動画編集していたことから、そういうのをいつか仕事にしたいなと思ってました。
当時は今みたいに撮影を仕事にするというよりも、編集を仕事にする気持ちでした。オーストラリアに残りたかった気持ちもありましたが、新たな挑戦をするために日本に帰国した感じですね。
※1ワーキングホリデー:18~30歳の青年を対象に、2ヶ国・地域間への休暇目的の入国および滞在期間中における旅行・就労を認める制度。
Q3. 壱岐へUターンをして帰ってきた時にどう感じましたか?
高校まで壱岐にいた時は夕日を見に行ったり、海に行ったりとかはほとんどしなかったですが、動画編集の合間とかで1人でうろちょろしてて、「壱岐最高やん!」って思いました。こんな良かったんだって。ご飯も美味しいですし、福岡からもすぐ来れるし。
だけど、これまでの旅で出会った人たちに壱岐の話をしても、あんまり知られてなくて「もったいないなぁ」って思っていたので、それからカメラやドローンを使って撮影した壱岐を載せていこうと思うようになりました。
Q4. 壱岐の好きな場所はありますか?
辰ノ島ですかね。これまで何回も行きました。学生の時にも夏帰ってきたときには友達と行ったりしましたし、一人で行ったりしたことも何回かあります。沖縄で見た海は青を基調としていたんですが、辰ノ島のエメラルドグリーンはやっぱり特殊というか。周りが海で囲まれているのを感じれるところが好きですね。
Q5. あなたにとっての壱岐を一言で表すなら
非日常だなと思いますね。
高校ぶりに帰ってきて、車で10分、15分走らせてもきれいな海があったり、夕日が見れたりとか、新鮮なご飯も食べれたりとか、歴史ある遺跡とか神社があったりとか、島外にいた時には日常生活で全然触れ合えない、非日常的な瞬間が壱岐にはたくさんあるなと思います。
壱岐に戻ってきて今となっては日常になっているのはありますけど、今でも非日常だと感じることがあるので、そういう瞬間を写真1枚・映像1つ画面越しでも島外の人に知ってもらえたりとか、実際に来て、見て、感じて欲しいなってのがありますね。
Photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
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