-瀬戸小学校、芦辺中学校、壱岐高校と進学。小島神社近くにあった旧芦辺中学校の最後の卒業生。習い事は2歳から18歳まで続けた日本舞踊を始め、ピアノ・クラシックバレエ・華道など。高校ではサッカー部のマネージャーを務める。壱岐市芦辺町出身。-
Q1.壱岐にこれがあったら(出来たら)良いなと思うものはなんですか?
高校生目線で言うと、遊ぶ時とか学校近くにもっとカフェとかあったら楽しいかなって。
違う町だと親の車がないと行けないから、移動手段で何かがあったらいいな。私は親が学校の送り迎えしてくれるけど、バス通学している人は、バスが遠回りして帰るから、2時間後くらいに家に着くんですよ。7時くらいに学校が終わって、バスに乗って9時頃に家に着くんです。朝も8時10分までに行かないと行けないので、6時とかのバスに乗っているみたいです。宿題もあるから、すごいよね。
高校に入った時にそれを知って、都会の子達が学校終わりにカフェ行ったりするのをインスタで見た時に“島外いいな”って思いました。
でも唯一楽しめるのが体育祭と文化祭。1・2年生はメイクできないけど、3年生の体育祭だけはメイクOKで好きにして良いってなっています。前は体育祭と文化祭が1年ごと交互にしかなかったけど、私が1年生の時からは毎年両方あるようになりました。
Q2.島外との違いはなんですか?
島外の学校は制服がかわいいから、いいなって思います。あと壱岐で着たらちょっと浮いちゃう服も島外に行ったら浮かないこともあって、いいなって。みんなとネットで服見て「これ壱岐で着たら浮くよね。じゃあ買わんどこう」ってなるから、それがうらやましいかな。でも最近はおしゃれな人も多くなったなって思います。携帯OKの学校もうらやましいです。
中学校1年生くらいから、どうしても島外に出たくて福岡の高校を受験して、その時も受かったんだけど、パパからNGが下りて(笑)島外に行ったら勉強したいし、いろんな関わりができると思って行きたいです。壱岐だけじゃなくて、もっといろんな考えを持っている人に会いたいです。
同じサッカー部の同級生は卒業したら1人以外、みんな島外に進学する予定です。でも先輩から島外に出たら「壱岐が恋しくなる」って聞くので、もしかしたら私も壱岐に帰りたくなるかも。
-鉄工所を営む父に教わりながら作ったハンガーラック。-
Q3.壱岐が変わったなと思いますか。またそれはどんなところですか
思います。
みなとや(ゲストハウス)とかチリトリ(自由食堂)ができて、明るくなったと思います。島外の人がいっぱいいるから外の人の考えとかを知れます。壱岐の人の考えとは全く違って面白いし、観光客が増えたし、カフェとかも多くなったし。
ちょっと前まではコンビニもなくて、5年くらい前にやっとできました。コンビニの隣にカラオケがあったから、友達とカラオケも行っていました。今また無くなっちゃったけど。だから都会がキラキラして見えます。
あと今年から1人1台パソコンの貸し出しがあって、それも変わりました。英語でプレゼンテーションを作って発表したり、調べものをしたりする時に使っています。
Q4.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?
「成長を支えてくれた島」
周りの人たちが優しいから、それも都会と違うところ。学校の厳しさも、それを普通のように生活してて、都会に出てもそれを当たり前にできると思うから、それも良かったのかなって思ってます。でも友達ができるかなって心配はしてます。(笑)
Photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
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壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 – Part 7 (ikishimagurashi.jp)
(2022年取材)