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まさか私が牛と関わるなんて!?3頭から始めた繁殖農家の仕事

壱岐牛が有名な壱岐では、島内の畜産農家は約740戸、成牛は7,000頭以上にもなります。

7年前、主人はベテラン農家さんの下で一年間研修を受け、主人の祖父が飼っていた3頭から繁殖農家を始めました。繁殖農家の仕事は母牛と仔牛を飼育し、約10か月間大切に育て出荷すること。先輩農家さんや農協、県の職員の方々に支えていただきながら日々頑張っています。 私たちの一日は餌やりからスタート。濃厚飼料と牧草をあげ、仔牛にミルクを飲ませます。どの牛も「モォ~」と小走りで寄ってきてとてもかわいいです(笑)餌やりの合間には牛たちの健康チェック。風邪をひいたり下痢をしている牛はいないか、一頭一頭観察します。特に仔牛はストレスや少しの気温の変化で体調を崩しやすく、最悪死に至ることも。不調の早期発見と早期治療を心がけています。ほかにも牛部屋の掃除などを行い午前の仕事は終了。午後、主人は天気が良いと牧草作りや牛部屋の床がえなど機械仕事を、雨の日は牛舎の見回りのあと家でゆっくり過ごします。私はこの時間に子どもの世話や家事をし、夕方には午前と同じ仕事をこなすため夫婦で牛舎へ。 時には母牛の出産や体調不良の牛のお世話で一日中牛舎で過ごすことも。大変なこともありますが、無事に仔牛が生まれたときや元気な姿を見ると疲れが吹っ飛びます。 初めて牛を間近で見て、知らないことだらけで四苦八苦していた私たちも、今では母牛26頭の繁殖農家に。これからも牛たちにたくさんの愛情を注ぎ続けたいと思います。

≪この記事を書いた人≫

ゆとりさん

主人の仕事(畜産業)の手伝いをしながら、娘(7歳)と息子達(5歳、3歳)の子育て奮闘中です。毎年恒例の家族旅行を楽しみにしている30代主婦。福岡から壱岐へ移住して7年目突入です。

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