電車のない壱岐では、公共交通機関はバスのみ。
1日2回しか巡回しない地区もあるため、島民は車での移動が必然的となります。 車での移動中には、学生たちの礼儀正しい挨拶に遭遇することも。たとえば「先にどうぞ」と横断歩道で譲ると、渡り終えた後にお辞儀してお礼を伝えてくれます。こうした礼儀正しい挨拶は小学生も身につけていて、一瞬ですがすがしい気分になります。 また高校へ訪問すると、廊下ですれ違うたびに「こんにちは」と明るく挨拶をしてくれる学生たち。こちらも元気に挨拶を返します。用事が終わり学校から出ると、グラウンドの生徒たちは練習を一時中断。体をこちらに向けて「こんにちは」と元気に挨拶をしてくれます。 壱岐市内どこででも見かけることができる、元気の良い学生たちの挨拶。これは家庭や学校だけでなく地域で子育てや教育を応援する環境が整っているからだと感じています。日常生活の中で当たり前である「挨拶」をとても大切にしている壱岐。島の未来を明るく照らす子どもたちの元気な挨拶が今日も聞こえてきます。