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[壱州人辞典NO.126]北嶋農園:北嶋健一さん

 

 

壱州人辞典|アスパラ農家 北嶋健一さん

ー「仕事の8割が午前中で終わる」理想の働き方を求めて東京から壱岐島へ移住。アスパラ農家として独立した北嶋さんは、順調に収穫を重ねる一方、壱岐産アスパラガスのブランド力向上や、新たな担い手を増やす活動にも力を注いでいるー

Q1.壱岐島に来たきっかけを教えてください。

アスパラ農家として就農する場所を探していた頃に、母から「壱岐もアスパラが有名だよ」と聞いた事がきっかけです。壱岐は面積あたりの収穫量が多い事から気候の適正のみならず、熱心に取り組んでいる農家さんが多いのだなと感じましたし、新規就農についてのサポート体制もありました。

多くのことを県職員さんや先輩農家さんに教えていただきながら、気づけば5年目を迎えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q2.初めて壱岐を訪れた時の印象はどうでしたか?

「思ったほど田舎じゃないな」と感じました。生活に必要なものは一通りそろっているし、平地も多く、主要道路も整備されている。

自然との距離感もちょうど良く島民の方もとても親切でした。

 

Q3.農業研修ではどのような苦労がありましたか?

苦労というより、新しいことを学ぶのがとにかく楽しかったですね。3軒の農家さんのもとで2年間研修を受けました。何も分からない状態だったので、教えてもらったことを素直に愚直に続けることを大切にしていました。しかし、家探しには気苦労がありました。とゆうのも移住当初僕はシェアハウスに住んでいましたが、コロナ禍で人の出入りがある環境に不安を感じ、お世話になっている先輩農家さんに    、絶対に感染させたくないという思いで、焦っていました。

周囲の方々に「アスパラ農家になりたいです!家を探しています!」と声をかけ続け、2か月で現在の一軒家を借りることができました。

この経験から、本気になれば何とかなるものだと思いました。大切なのは、熱意と行動力ですね。

 

Q4.独立までの流れを教えてください。

2年間の研修を終えた後、自宅近くの畑を借り、ハウスを建てて苗を植えました。アスパラは植えてすぐに収穫できるわけではありません。

最初の1年間は株を育てる期間になります。畑選びや株の育て方についても、師匠である先輩農家さんからたくさんのアドバイスをいただきました。

現在は独立して3年、4シーズン目を迎えています。アスパラは一度苗を植えれば20〜30年ほど収穫できるため、将来の見通しを立てやすいのも魅力だと思います。

Q5.実際にアスパラ農家になって感じることはありますか?

一番感じるのは、時間の豊かさです。自由な時間が圧倒的に増えました。

収穫期は朝4時に起きますが、午前中には仕事の8割ほどが終わります。午後は比較的自由な時間が取れますし、11月から1月頃までは収穫がないため、冬休みのような期間もあります。

時間に余裕ができると、新しい挑戦について考えるようになりました。でも、アスパラ農家としての収入があるから焦る必要はありません。新しいことをやってもいいし、やらなくてもいい(笑)。

好きな仕事をしながら、余白の時間も楽しめる。そんな働き方ができることに、とても満足しています。

 

(写真)左 アスパラグッズのサンプル品  (写真)右 就農体験に向けて改装予定の納屋

 

 

 

 

Q6.これから新規就農を考える方へアドバイスをお願いします。

結果として僕には最高の環境でしたが、最初から確信があったわけではありません。

答えの出ない迷いを続けるよりも、熱意と素直さを大切に、一歩踏み出してみることが大事だと思います。こんなことを言ったら怒られてしまうかもしれませんが、「どーしても合わなかったら帰ればいい」くらいの気持ちで、僕は挑戦しました(笑)興味があったらまずは来てみて下さい。

 

Q7.今後の目標を教えてください。

農業体験の受け入れや、規格外品の有効活用に取り組む計画を立てています。

壱岐産アスパラの魅力や、アスパラ農家という働き方・生き方の魅力を伝えることで、壱岐島を知る人が一人でも増えたら嬉しいです。

Q8.あなたにとって壱岐とは?

「日本一、アスパラLIFEが楽しめる島」

 

 

≪この記事を書いた人≫

あやみさん

東京都中野区出身。2025年7月、地域おこし協力隊(人口対策班)に着任。自身の移住経験を生かし、移住相談や空き家バンクの運営を担当する傍ら、地域やそこに暮らす人々の魅力を取材し、壱岐の暮らしを発信している。

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