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[壱州人辞典 No.118](株)壱松組:末永 勝さん

―祖父、父、そして息子へ。
先人への憧れと尊敬が、息子の勝さんを再び壱岐へと導いた

 

 

 

 

 

 

 

高校を卒業後、福岡の土木専門学校へ進学。
その後、建設会社で現場経験を積み、父との約束どおり27歳で壱岐へ帰郷した。
現在は株式会社壱松組に勤め、若くして会社の未来を担う立場にある。
そんな勝さんの胸には、どんな思いがあるのだろうか—

 

Q若くして壱岐へ戻ってきて、現在の仕事に就くことへの葛藤や迷いはありましたか。

いいえ。2代目の父のもと、小さいころから工事現場を見る機会があり、土木工事にはもともと興味がありました。
そして、初代の祖父が亡くなったあと、祖父が人からとても頼りにされていて、人を引っ張っていく存在だったと聞きました。
幼いころの自分にとって祖父は、見た目も怖くて無口な印象だったのですが、その話を聞いてイメージが変わり、祖父にも、そしてこの仕事にも憧れを持つようになりました。
中学生くらいの頃には、すでに「祖父から父へ、受け継がれてきたものを続けていきたい」と思っていました。

 

 

 

 

Qお仕事でも人との繋がりを感じる事は多いのでしょうか

はい。壱岐に帰ってきてからは改めて人のあたたかさを感じます。まわりの方が「よくかえってきたね」「ありがとうね」って言われて、自分も心があたたかくなるっていうか…とても嬉しかったです。
仕事でも、僕は今年の5月から壱松組で働いていますが、一緒に働く方々の中には、自分が生まれた頃から勤めている方も多くいらっしゃいます。
「赤ん坊だったお前と、今こうして同じ現場で働いているなんて感慨深いね」と言ってもらえるのが、本当に心強いですし有難いと感じています。

 

 

 

 

 

 

 

Q壱岐の昔と変わった事など感じますか

先輩や友人のお子さんの学校の話を聞くと、人が減っているのを実感します。
島全体で見ても若手が少なく、壱松組でも現在は50〜60代の方が中心です。
10年後には人手が大きく減ってしまうのではと危惧しており今後の課題です。

Q壱岐の若い世代へ伝えられることなどありますか?

自身の経験から、一度島外に出て経験を積むことも大事だと思います、でも卒業してすぐ壱松組に就職しても業界として多くの経験を積める環境はあることに気づきました。島外に出るよりも豊富な現場経験を積める場面がいくつもある。
というのも壱岐の現場では、福岡では他業者に任せる様な現場も一貫して請け負う事が多いんです。最初は「ここまで自社でやるのか」と驚きました。しかし、だからこそ壱岐の現場作業員さんは福岡や熊本より幅広い技能を身につけていると感じます。自身もその背中に追いつけるよう日々学んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

Qお忙しそうですね。いまの働き方はどうですか
福岡時代は朝5時に出て夜10時に帰ることも珍しくありませんでした。
壱松組では基本的に残業もなく、土日も休みです。おかげで福岡時代より仕事にも生活にも余裕をもって過ごせています。
Q お休みの日はどのように過ごしていますか。
休日はドライブをしたり、夏は父が営む海の家を手伝ったりしています。
最近はゴルフも始めようと思っていて、壱岐は遊ぶ施設は少ないけれど、みんなそれぞれ趣味を楽しんでいる方が多いと感じます。
弁天崎公園は子どもの頃から友達とよく遊んだ場所で、今でも好きな場所でドライブコースです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Qあなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?
『一回出て良さがわかる場所』

壱岐にいたら自然も仕事も人も当たり前だと思っていたことが、外にでると特別だったと実感する。

これからも年を重ねるにつれてもっと壱岐の良さを実感していくと思っています。

 

 

≪この記事を書いた人≫

あやみさん

東京都中野区出身・釣りで訪れた壱岐市に魅了され2025.7人口対策班に地域おこし協力隊として着任。
空き家バンク、移住相談等を担当するかたわら壱岐市の魅力と文化を深堀し外部発信に奮闘中

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