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[壱州人辞典 No.114]介護士:中嶋拓郎さん

➖ 壱岐市郷ノ浦町出身。両親が共働きで保育所が苦手だったので、小さいころは勝本の祖父母の家で過ごすことが多かった。そのため、祖父母のことが大好きだそう。中高ではバスケをしており、壱岐高校を卒業して、福岡の医療系大学へ進学。24歳で壱岐へUターンし、現在では介護士をしている二児の父である。➖

 

Q1 .壱岐へUターンしたきっかけは何ですか。

祖父のお世話をしたいという気持ちと、「福岡ですることがないなら、壱岐に帰ってきたらどうだ?」と現職の上司からのお誘いがあったことがきっかけです。小さいころから祖父母のことが大好きだったのですが、当時孫世代がみんな島外に出ていたし、お世話になった祖父もだんだんと支えが必要な年齢になってきていて…そんな状況を見て、壱岐に戻ろうと思いました。

Q2 Uターンをしてきてから年月の変化は感じますか。

仕事では知り合いの祖父母の介護をする機会が増えましたね。小さいころから知っている友達の祖父母や、この8年間で知り合った人との横のつながりの人も多いです。やっぱり知り合いが増えると、より親身にお世話ができるなぁと思いますね。小さいころからお世話になっていた方のときは、自分のおじいちゃんのお世話をしている感覚です。あと、知り合いが増えるのは高齢化の流れもありますよね。
島の変化で言うと、郷ノ浦の夜の街が少し静かになっていってるように感じます。昔はもう少し若い子たちで飲み歩いていたような気がしますね。旅に出る人もちらほらいるので若い子が減っていってる気もします。

 

Q3.趣味は何ですか。

最近の休みは、家で子供と遊んでいることが多いです。正直あんまり趣味とかある方ではないんですよね、家にいることが好きです(笑)
あとは、飲食店めぐりとお酒を飲むことが好きですかね。休みの日は勝本の「よしもと」まで昼食を食べに行ったりします。お酒は家で飲むことが多いですが、外でも飲みます。園田(No.111:園田純也さん)と飲むことが多いです(笑)

Q4.山笠はいつからされているんですか。

大学2年のときからです。昔からずっと山笠を担いでみたかったのですが、当時は大人しか担ぐことができなくて、20歳が最年少っていう感じでした。担ぎ始めたときは若くて体力もあったし、当日来て担ぐだけだったんで、楽しい!という気持ちが全てでしたね。今は役職もついているので、色々としんどい部分もあります(笑)

Q5.壱岐でお気に入りの場所はどこですか。

「福寿飯店」です。
学生の頃からずっと行っています。ただ遊ぶだけなんですけど、勉強するから!ってよく友達みんなで集まってましたね。そのときは友達の園田(No.111:園田純也さん)のじいちゃんが現役で料理作ってたので、人数分の冷やし中華をご馳走してくれたりして、すごくお世話になりました。今は介護士として、そのじいちゃんを介護していますが、やっとあの時のお返しできてるなと思います。
あとは、初任給もらったときに両親を連れて行ったお店も福寿飯店でした。寿司でもご馳走してやるって豪語していたんですが、当時の給料では行けなくて…(笑)園田に連絡して福寿飯店に連れていきました。あの時の会計は今でも覚えているなぁ。

 

Q6.今後壱岐にどうなってほしいとかありますか。

0次介護、一次介護ができる場所がもっと増えると良いなと思います。
今って認知症の方が多いんですよ。認知症の症状で暴言はいたり暴力ふるったりしちゃう方もいて、介護士は可能な限り対応するけど、実際問題どうしようもない場面もあります。車いすに座ってもらったり、暴れるときはベルトで固定しなくてはいけないこともあります。ですが、本当はこんな事したくないんです。最近は知り合いも増えてきて、自分の祖父母のように思う人もたくさんいるので尚更そう思います。
なので、高齢者の方が少しでも働けるような職場や楽しめるイベントが増えると嬉しいです。家にいるばかりでは認知も進んでしまいますから。今いる壱岐の方々がより長く元気でいれるようになれば良いなと思っています。

Q7.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか。

「大人になったら楽しい場所」ですね。

高校の時は、とにかく島外へ出たかったです。携帯で都会のみんながいつもきゃぴきゃぴしているのを見て、楽しそうだなぁ~と思っていました。ですが、壱岐に戻ってからは島の良さが分かるようになっていて、どんどん壱岐を好きになっていきましたね。家族ができて色んなつながりができたのも大きいです。だから、今の若い子は一度外の世界を見てきた方が良いと思います。その結果、壱岐が好きなら帰ってくればいいと思います。

[インタビュー:笹木淳一、文:下條悟士、写真:下條友紀]


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


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壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】(ikishimagurashi.jp)

≪この記事を書いた人≫

さとしさん

2024.6.1に就業支援担当の壱岐市地域おこし協力隊に就任。
壱岐市就職サポートセンターといきしまぐらしの企業情報などを担当しています。
プライベートでは、移住してからの生活をInstagramで発信しています!Instagram:iki-satoshi

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