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【インタビュー】壱岐の水産資源を広めたい!!:壱岐美食企画 永村社長

壱岐美食企画は、壱岐島の玄関口の1つ郷ノ浦町で水産加工業・レストラン経営など、水産にまつわる様々な事業を展開しています。

社長の永村さんに、壱岐美食企画の仕事についてお話を伺いました。

 


 

ー【壱岐美食企画】で行っている事業教えてくださいー

 

壱岐美食企画では3つの事業を行っています。
1つめは海産物加工品です。アジやカマスなどの干物やアジフライ、冷凍ウニなどの出荷を行っています。

 

 

現在10名ほどの調理員さんが、アジを1日に3000尾〜4000尾処理しています。機械ではなく手で捌くことで、身がふっくらするんです。
関東のスーパーにもアジの干物を卸していて、大人気なんですよ。

 

2つめは、郷ノ浦港のすぐ近くの場所で、レストラン「かもめの朝ごはん」を経営しています。

 

 

レストランでは、規格外の魚介類や地元の野菜などを使った料理を提供しています。刺身や酢の物、揚げ物や煮物など、地元のお母さん方が作る“どこか懐かしいようなメニュー”が魅力になっています。
朝8時より朝ごはんは定食、ランチタイムはバイキング形式で提供中です。

 

3つめは、「きてみ店(てん)」というまちのコンビニのような商店を経営しています。地域の方々が作った農産物やお惣菜を取り扱う店舗です。
店内にはキッチンがあり、お昼には揚げたての魚のフライやてんぷらなどを地元の人たちが買いに来てくれます。
近頃はこうした「地元の人がリアルに通うお店に行きたい」という観光客の方もいるそうですね。

 

 

ー壱岐美食企画を始める前は、どんなことをされていたんですかー

 

中学卒業後、家業であった漁師の道へ進みました。もともと大工になりたかったんですが、当時は代々続く家業を継がない道はなかったんです。昔はそういう時代でした。
だけど気付けば、水産業にのめり込み漁師一筋になっていました(笑)

十数年前から徐々に体力の低下を感じ、漁師であり続けるのは大変だと思いました。そこで漁師の経験を活かし、水産物や農産物を扱う商店を始めたんです。
それがだんだんと軌道に乗り、水産加工、レストラン経営と幅広く営んでいます。

 

 

ーなぜ今も壱岐で会社を続けているのですかー

 

玄界灘に浮かぶ壱岐・対馬の豊かな漁場で育った美味しい海産物を、島からもっともっと外へ発信していきたいんですよ。
今後はより多くの人に召し上がっていただけるよう、ウニやイカ、アジ、ヒラスなど多種多様な水産物を、インターネット販売で全国展開をしていきたいと考えています。

 

 

ー現在、新しいスタッフを募集されているとお聞きしましたが、どんなお仕事ですか?魅力や大変なところもあればお聞かせください。ー

 

今募集しているのは、2つの仕事です。
1つはレストラン調理員です。飲食店で提供するお食事の調理をしていただきます。団体の予約があるときには仕込みや接客でバタバタすることがありますが、慣れれば手際よくできます。調理員として働いていると、壱岐の郷土料理が覚えられます。
2つめは営業です。現在開設しているECサイトの運営や管理をしていただきます。
今後は、海産物のネット販売に力を入れたいと考えており、そちらの運営もお任せしていけたらと考えています。魚の名前や旬の時期を覚えてもらうなど、専門知識が必要になりますが、見たり食べたりしているうちに覚えます。

 

ー働いてくれる人にどんな想いを持っていますかー

 

うちで働いて、食べ物を調理する楽しさ、大切さを知ってもらえらたら良いと思うんです。私はやりたいことがあったけど、親父の仕事を継ぐしかなかったんです。今では感謝していますが(笑) 
今の人には色んな職業を経験してほしいですね。そうした経験の中から、自分の目標がみえてくるのではないでしょうか。そうした経験の1つとして、壱岐美食企画を選んでもらえたらと思っています。

 


取材後記

 

壱岐の海を知り尽くした永村さん、今日も笑顔で楽しく話してくださいました。美味しいものをどんどん覚えて、壱岐の魅力にどっぷりはまること間違いなしです!!

 

 


 

≪この記事を書いた人≫

田口有香さん

大阪生まれ大阪育ち、3人の子どもの母です!! 夫が長崎県壱岐島出身者。 2020年に家族で壱岐島に移住。 壱岐島は長崎県で、しかも離島ですが、福岡まで高速船で65分という抜群の地の利の良さが魅力。 壱岐市の地域おこし協力隊 観光課所属 壱岐市観光連盟配属 観光スポットの特集記事を書いたり、SNSの運営などを担当しています。

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