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[ 壱州人辞典 No.88]壱岐コンテナ村:野元憲治

-福岡県の自動車専門学校を卒業後、7年間自動車メーカーに勤務。家業を継ぐために27歳の時に帰島。現在は(有)中央サービスの代表として勤める。また、福岡県の香椎コンテナ村のオーナーとの出会いをきっかけに、壱岐の賑わい創出を目指し、2019年に壱岐コンテナ村をたちあげた。郷ノ浦町出身。-

 

 

Q1. なぜ壱岐でコンテナ村を作ろうと思いましたか

元々父が実家の隣に、友人と楽しむカラオケボックスをコンテナで作ったりして、昔からコンテナ自体に興味はあったんです。

ある時、友人からの紹介で、福岡市にある香椎コンテナ村のオーナーさんらが壱岐に来る機会があって、そこで彼らの案内を頼まれました。案内中、彼らはすっごくまじめで、勉強熱心で、気持ちいいな―って印象が残っていて、それから自分も一緒に何かできたらいいなって思い、彼らのコンテナ村を見に行ったんですよ。香椎では10店舗くらいのコンテナがあって、占い、焼き肉、焼き鳥、居酒屋、いろんな業種が1カ所で全て楽しめて、壱岐にはそうした場所が無かったので、こんな場所が出来たら楽しいだろうな、って想いを抱きました。
彼らは若いけど僕の知らない世界をたくさん経験していて、そういうの聞いてたらすごい夢があって。自分の友達でも将来定年を迎えた時に、第二の人生としてお店をしてみたいっていう夢もあって、そうした夢を実現、応援できる場所を作りたいって想いから、壱岐にコンテナ村を作りました。

 

Q2. 仕事以外に何か取り組んでいることはありますか?

雑句会(ざっくかい)」という壱岐と福岡支部、合計124名の会に関わっています。

5年前、雑句会メンバーとなる仲間と飲んでいた時に、「それぞれに尊敬できる人がいるけど、ただそんな人との繋がりが無くてお互いを知らなかったりするのはもったいないし、そういう人を紹介しあえるかいがあればいいよね。」「ちょっとずつそうしたメンバーとの飲み会を広げていきたいな」って話が出たのが立ち上げのきっかけです。
堅苦しい会とか、強制させられて参加せないけん会やったら、もうそんなの作らんがいいから、仕事の話はせんでバカばっかりやって、楽しく、こんな会毎日でもいいね、って思えるそんな仲間を集めたい想いから始めました。
福岡支部のメンバーが壱岐にフルーツサンドを販売しに来たときも、LNEグループに告知だけしてあとは本人任せ。何も強制とか無かったんですが、最終的には700個近くを完売したようです。メンバーはありがたく福岡に帰ることが出来たし、メンバー同士の頑張りを自然に応援しあえる、そんな会になりつつあると思います。

愛車のバイクと雑句会Tシャツ@壱岐コンテナ村

 

 

Q3.壱岐へUターンをして帰ってきた時にどう感じましたか?

福岡にいた時は友達としか遊んでなかったから、壱岐に帰ってきてから会社関係とか青年会とかいろいろな付き合いがあって、最初はめんどくさいなって感じてました。ただ、そうした付き合いを重ねるにつれ、だんだん友達が増えていって、これはこれで楽しいなって思うようになりましたね。
今があるのも、そうした友達がいるおかげで会社運営ができてますし。郷に入らば郷に従えじゃないですけど、住めば都って言うように、そういうのもちゃんとやって自分の落ち着く場所を作ることが、やっぱ田舎じゃ大事だと思います。

 

※私有地で運転しています

 

 

Q4. 壱岐にこれがあったら(出来たら)良いなと思うものはなんですか

若い人たちが楽しめる、天候に左右されない場所が出来たらいいなと思います。

僕自身は今の状態で満足してるんです。歳も取って、しょっちゅう出かけるわけでもないし。ただ若い人にとって、有り余るパワーを放出できて、男女の出会いにも繋がる、そういった場所があればいいけど、仕事終わって家帰って、そういうのを繰り返してたら、ストレスもたまると思うんですよね。海とか壱岐を代表する人が良く集まる場所は天候に左右されやすいし。結果、福岡に出ようとする人もおると思うから、魅力のある施設というか、集える施設があればいいなと思います。
そのためにこのコンテナ村を作ったっていうのは間違いないですし、香椎コンテナ村のオーナーも30代半ばの若さで若者が集う場所を作りあげているので、若い人たちが考えたことを僕たち世代がバックアップして、壱岐を盛り上げていけたらいいですね。

 

Q5. あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか

居心地のいい場所

特に災害とかもないし、自給自足もできるし、福岡に行こうと思ってもすぐ行けるし、食事も飲み屋さんも不自由しない。何より友達がいっぱいいて、それが一番落ち着く

Photo by 髙田望


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


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壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 -Page 5 (ikishimagurashi.jp)

≪この記事を書いた人≫

ぶちさん

長崎県大村市出身。管理栄養士として日本、アフリカで約6年間の活動を経て、2021年4月から壱岐市地域おこし協力隊に就任。

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