ー幼稚園の頃からダンスや柔道、中学校では卓球部、高校では生徒会の副会長を務めた。これまで自分を育ててくれた島の人たちに恩返ししたいという想いを胸に、2022年4月から壱岐市役所に勤務予定。郷ノ浦町出身・在住ー
Q1. これから壱岐でどんなことをやっていきたいですか
壱岐の良さをPRしていきたいと思っています。
福岡や佐賀など近い地域の人も壱岐を知らない人が多いと聞きます。だから壱岐の自然の豊かさや人の温かさ、食のおいしさなどを発信して”壱岐の良さ”をもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。
実は高校2年生の秋まで進学を考えていましたが、郵便局で働く2つ上の兄の姿を見て進路を変更しました。働いている姿を実際に見た近所の人から「お兄ちゃん頑張りよるね」と言われたり、兄が郵便配達をしている姿を見かけたりして、カッコ良いなと思ったんです。友だちはほとんどが島外へ出て進学や就職をしますが、私は残って地元で働きます。
Q2. 壱岐の好きな場所はありますか?
祖父や親戚が経営している『壱州本陣』と『湯川温泉』が好きで、自宅からも近いのでよく行きます。
壱州本陣に行くと美味しい食べ物や飲み物を出してくれるし、おじいちゃんやおばあちゃんにも会えます。特に「ひきとおし」は絶品なんです。一度食べに来てください、お持ち帰りもやってます(笑)
また湯川温泉でお風呂に入っていると、お客さんたちはみんな知り合いで「今日はどうやった?」「大きくなったね。」と声をかけてもらって、日常会話が始まります。そんなアットホームな、落ち着く感じがとても好きです。
島内でも近所の場所の限られた場所しか行ったことがなく、壱岐にある隠れた名所などまだ知らない場所もたくさんあります。3月の誕生日を迎えたら運転免許を取ってもっと好きな場所を見つけていきたいなと思っています!
Q3. 休日の過ごし方を教えてください
自分の趣味や習い事をして過ごしています。幼少期から始めたダンスと柔道も休日にあります。
ダンスはアンマーズに通っていて、3月に行われる発表会IKI DANCE ISLANDが、13年続けたダンス人生の1つの節目です。
また体育祭でもダンスリーダーを務めて、選曲から振り付け、立ち位置など全てを考えて皆に教えました。大変だと感じることもありましたが、友だちと協力しあって最高のパフォーマンスが出来たのでとても良い経験になりました。
柔道では去年の3月に初段を取りました!!
大会などでは同じ体格の相手がいなかったので、体重が倍以上ある男子と試合をしていました。きついとか辛いという気持ちがなかったわけではありませんが、柔道を通して何にでも立ち向かっていく姿勢や仲間の応援をしてくれる人を大切にしたいという気持ちなど、たくさんのことを学ぶことが出来ました。
※本人提供
Q4. あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか
「私を育ててくれた島」です。
周りの大人に育ててもらった感覚があります。ダンスや柔道の先生、卓球クラブの方々、温泉で会うおばちゃんたち、壱州本陣のスタッフさんなど家族じゃないけど家族みたいな方々がわたしの周りにはたくさんいます。そんな方々との関わりが、私を育ててくれたんだと思っています。
これからは、生まれたときからお世話になっている壱岐に住む人たちに恩返しをしていけたらと思っています。
Photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
~壱州人辞典一覧はこちらから~