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[ 壱州人辞典 No. 76]子育て真っ最中の協力隊:田口有香

-夫が壱岐出身で、2020年から壱岐に移住。地域おこし協力隊として壱岐の観光情報の発信を担当している傍ら、プライベートでは3児の母としての日常や、子どもとの生活を切り取った様子をSNSに投稿している。大阪府出身。-

 

Q1. 壱岐に来るまでは何をしていましたか?

結婚して3人の子どもに恵まれました。子どもたちが幼稚園に行くまでは、預けて働くのが自分には合わないなと思ったんです。ただ、自分のお小遣いくらいは自分で稼ぎたいと思っていて、子どもを預けずに働ける方法を色々探しました。
例えばNPO法人ママの働き方応援隊という団体に所属し、子どもがいないと成立しない仕事をしていました。学校や高齢者施設で、普段子どもと接することが無い人たちに0〜3歳までの赤ちゃんと触れ合う、機会を提供するという仕事でした。他にはママをターゲットにしたフリーペーパーに子ども連れで行ける飲食店を紹介する記事や子どもの習い事の体験レポートを作成していました。

また壱岐に来る前の約2年間は、子連れで出勤が出来るカフェで働いていました。時にはおんぶしながらパンをこねたり、昼寝をしたら客席で寝かせたりすることもありました。

 

※本人提供

 

Q.2 地域に馴染むまでにどんな出会いや経験がありましたか

壱岐に移住したとき、子どもは年中、小1、小5で、母としてそれぞれの場所で出会いがありました。小学校や保育所の行事では保護者の方々や先生長男が所属している壱岐少年サッカークラブの送り迎えではチームメイトの親御さんたちがウェルカムな方が多く話しかけてくださったので、そこから輪が広がっていきましたね。
あとは「地域おこし協力隊」の仕事の存在も大きいですね。広報いきの協力隊だよりのコーナーやケーブルテレビでの観光連盟のお知らせをご覧いただき、「こないだ見たよー」「壱岐のためにかんばってくれてありがとう」と声かけていただくことがあります。

 

 

壱岐市地域おこし協力隊の活動の様子

 

Q3.壱岐に来て良かったなと感じる瞬間はいつですか?

夕食を食べているときです。

移住前、夫は会社員をしていたんですが、朝は子どもが起きる前に出勤して、夜は子どもたちが寝てから帰ってくるという生活でした。平日に一家全員が揃って夕食を食べる時間なんて一度もありませんでした。でも移住してからは、家族で夕食をとることは当たり前になり、家族そろって過ごす時間が増えました。

あとは遊びや体験としてではなく、「マジの仕事」を近い距離で経験できることも大きいです。畜産や農業をしている父親や、祖父母の働く姿を間近で見れるのは、とても有難い環境だなと思います。子どもたちに作業を手伝ってもらうこともあるのですが、「遊び」や「体験」ではなく「仕事」をしている感じです。失敗したらもちろん叱られることもありますが、任せられている嬉しさ、褒められた時の達成感があるようです。
移住前は、子ども達に経験させることが大阪にいた頃よりも少なくなってしまうんじゃないかなと心配していました。確かに都会でしか経験できないこともありますが、ここでしか体験できないこともあるのだなと実感しています。いい意味で余計な心配でしたね。

 

 

Q4. あなたにとっての壱岐を一言で表すなら

1番になれる島ですね。

長女が大阪で通っていたの小学校だと1クラス38人くらいで、何かの1番になるのってかなり大変なことだけど、ここだと1番になりやすいんです。(特にうちは島内で2番目に生徒数が少ない小学校ってこともありますが。)頑張ったら1番になれる、わたしは1番になったことがあるという経験をして、自分に自信を持って大きくなって言ってほしいと思います。「子どもは島で育てたい」、そう思っています

 

 

Photo by ぶち/髙田望


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 

~壱州人辞典一覧はこちらから~

壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 -Page 5 (ikishimagurashi.jp)

≪この記事を書いた人≫

ぶちさん

長崎県大村市出身。管理栄養士として日本、アフリカで約6年間の活動を経て、2021年4月から壱岐市地域おこし協力隊に就任。

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