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[ 壱州人辞典 No.70 ]孤高のたこ焼職人:猿渡勇介

壱州人辞典No.62中山貴史さんと深い親交を持ち、これまで飲食店での勤務だけでなく、店舗経営経験も有する。縁あって約3年ほど前に壱岐に移住。壱岐島内各所でたこ焼の移動販売を行っている。佐賀県出身。芦辺町在住。-

 

Q1.壱岐に来るまでは何をしていましたか?

 壱岐に来る前は、福岡県にいました。飲食業で働きたいと考えていたので、大学卒業してから15,6年くらいずっとバーテンダーや鉄板料理の料理人として仕事をしてました。もともと出身は佐賀の川副町っていう漁師町なんですが、気の荒い人ばかりなんですよね。

なので、そこで生まれ育ってしまったら、もう漁師になるか、農家になるか、や〇ざになるか、、、それくらいしか選択肢が無くて(※ジョークです)。そういうところだったんで、福岡に行きたいなと思って行ってみたって感じです。

 

Q2.壱岐に来たきっかけはなんですか?

 高校卒業して初めてのバイト先の店長がグウさん(壱州人辞典No.62中山貴史さん)だったんです。僕は大学にも通わず、親不孝な男だったんで、遊び歩いてたんですが、でもバイトはしっかりする。だから毎日時間になると、グウさんの家まで車で迎えに行って、最初は「店長」ってイメージが強かったから、ちょっととっつきにくいというか、何話せばいいんかなって思ってたんですけど、そのうちになんかすごく仲良くなって。

グウさんが壱岐にUターンしてから、僕は福岡の大名ってとこで1人でbarを経営してました。競合も多くて、ツテも無い状態で開業して、あんまりうまくいってなかったんですよね。そしてひょんなことから、グウさんと連絡とることがあって、お店に遊びに来てくれたんですよ。その時に「うまくいってないんだったら、一緒に壱岐で働かんか?」って誘ってくれて。もともとグウさんは兄貴分というか、お兄ちゃんみたいな存在だったので、それも悪くないかなーと思って、店をたたんで壱岐に来たって感じですね。

 

 

Q3.驚いた壱岐の習慣(行事・ルール)はなんですか?

結構みんな好奇心旺盛というか、島内ならではなのかもしれないですけど、人のことに興味ある方が多いなと思ってて。福岡は結構無関心なんですよ。お隣さんもわからないレベルで。壱岐の人だと10㎞先に住んでる人のこともわかるじゃないですか?「あの人は○○町に住んどって・・・」とか、人が好きなんだなと。人に興味のある人が多いんだなというのはすごく感じますね。良くも悪くもですが。

あとは横のつながりもそうやし、先輩後輩とかの縦の繋がりも皆さん結構大事にされてるので、縦横そして「斜め」までつながりがすごい。密というか、この島には「他人」は存在しないんじゃないかなって。悪いことできないですよね。僕とか酒癖悪い方なんで、だから壱岐に来てからはお酒あんまり飲まないようにしてますもんね。

 

Q4.地域に馴染むまでにどんな出会いや経験がありましたか。

 実は住む前に1度壱岐を見てみようと思って、移住する1ヶ月前くらいに初めて壱岐に来たんですが、その時グウさんが経営する『洋食と珈琲の店 トロル』を見せてもらった時に遭遇した第一島民が壱岐FMのDJ”ボブ斎藤さん”だったんです。その時は「ファンキーな御仁(※1)だなぁ」としか思わず普通に話してたんですが、そこで意気投合して、それがのちに壱岐FMの名物番組でありながら休止中だった『グーフィーのスクラップソウル』の第3期をグウさん、ボブさん、僕の3人でやるきっかけになりました。 今も月に2〜4回更新し、ごく一部のリスナーさんに好評(?)を博しつつ放送されておりますのでご興味が湧かれた方は是非1度聴いてみて頂きたいです

(※1)御仁とは、人を敬っていう語。おかた。

 

Q5.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?

壱岐はホントに言っては悪いんですけど、天気予報で名前聞くぐらいの感覚でそんな想い入れもなくて。ただ気づけばもう3年いるんですよ。だから壱岐って「竜宮城」みたいな場所だと思うんですよね。時間を忘れて毎日を過ごせるというか。居心地がいいんですよ。会う人会う人、そんな知らない人でもフレンドリーに接してくれたりとか。すごい1日1日がするんと終ってしまうような感じで。まさに浦島太郎状態で毎日を過ごしているんだなって思います。

Photo by 髙田望


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


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壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 -Page 4 (ikishimagurashi.jp)

 

≪この記事を書いた人≫

ぶちさん

長崎県大村市出身。管理栄養士として日本、アフリカで約6年間の活動を経て、2021年4月から壱岐市地域おこし協力隊に就任。

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