-高校まで野球部に在籍していたが、中学校時代は陸上大会が近くなると、選抜選手として短距離を走っていた。当時100m走では負け知らず。野球部の監督である居酒屋ときわ(郷ノ浦町)の大将からの紹介で高校卒業後、玄海酒造に就職。2人姉妹の父。家では3対1でいつも負けているという。壱岐焼酎の中でオススメは玄海酒造の樽貯蔵、43%の松永安左エ門翁。出張や綱引き大会で島外に出た時に焼酎を通じて全然知らない人と仲良くなり、壱岐を知ってもらえたらと思っている。郷ノ浦町出身・在住。-
Q1.壱岐で今どんなことをやっていますか?
2011年から綱引きチーム、壱岐玄海酒造TCのメンバーです。TCは綱引き倶楽部という意味です。今は月・水・金の週3日練習しています。
自分が26歳頃、会長から「チームの年齢が上がってきているので、入ってくれ」と言われました。3回くらい断ったんですけど、最後は会長室に呼ばれてお願いされたので、「わかりました」と入りました。
-玄海酒造の壱岐焼酎。仕込みの仕方で味が全く異なる。-
今は13人のチームメイトがいて、最高齢は62歳、最年少は24歳です。社員は4人だけで、あとは消防士や市役所職員、農協職員などがいます。12人がベンチ入りできるので、残った1人はカメラ係やシューズカバー(※1)を回収する役目をしています。そこにはなりたくないんで、みんな一生懸命練習しています。笑
(※1:シューズカバーとは、選手がレーンに入る前に埃がつかないように靴に付けているカバー。レーンに入るときにはそれを取って試合に臨む。)
全日本綱引選手権大会では25回連続出場していて、ベスト16に3度入りました。今はベスト8を目標にしています。トレーニングではランニングの後、柱に大型タイヤのチューブを結び付けて、そこに綱を結んで引っ張って体制を保つ練習をしています。それを1時間くらいして、あとは試合形式の練習をしています。
勝つことも嬉しいんですけど、みんな心ひとつになった時に、今だ!ということを感じ取って、足が動くのも一緒のタイミングになります。自分は後ろの方なので、みんなが動くのが見えます。その瞬間にチームがひとつになっているなと気持ちよくなります。
Q2.壱岐にこれがあったら(出来たら)良いなと思うものはなんですか?
外で遊ぶのが好きなので、アスレチックみたいな施設があったらいいなと思います。山も海もあるので、大人も子どもも行けるかなと思っています。
Q3.学生時代、何をして遊ぶ(過ごす)ことが多かったですか?
半城湾で泳いだり、チャリンコでいろんなところに行ったりしていました。山も海も行って、あんまり家にいた記憶がないですね。
あとは親がしていた影響で、小学校1,2年くらいから6年生までモトクロスバイクもしていました。
今は休みの日は畑や、子どもと釣りに行っています。釣れなくても風と潮のにおいと波の音が良いですね。
娘もイカや顔くらいあるサイズのアラカブを釣っています。こないだも娘は男の子と遊びにいって、釣り具屋さんでエギを買っていましたね。
畑では白菜やスナップエンドウ、大根、じゃがいもを今は育てています。家族で食べたり、兄弟のところに持って行ったり、友達にあげたりしています。
Q4.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?
「自分の生きた証」ですかね。
今もまだ人生の途中ですけど、生まれた時から住んでいて、奥さんと出会って子どもができて。形には残らないけど、自分の生きた証かなって思います。
Photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
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