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[ 壱州人辞典 No.55]ISLAND FARM:眞弓暁史

-壱岐市石田町出身・在住。壱岐島で「甘くて美味しい」を目標にした海に浮かぶ農園 ISLAND FARMの代表。赤ちゃんや子どもも食べられる栄養高糖度トマトで「BABY TOMATO」と名付けている。サッカーのブラジルファンだったことから、18歳から20歳までブラジルに住み、サッカー選手を目指して練習をしていた。チームメイトが野菜をたくさん食べていたことを受けて、野菜をいっぱい食べるようになった。ブラジルは死ぬ前にもう一度行きたい土地。-

 

Q1.なぜ壱岐でその仕事(活動・企画・イベントなど)をしようと思いましたか?

25歳まで福岡に住んでいて、家業を継ぐために帰ってきました。今その会社は廃業しています。それで何をしようとなった時に、今までしたことのない農業をしようと思いました。ハローワークに行ったら“ままなかせ“で有名な壱岐の潮風さんで募集がありました。募集要綱に”トマト栽培の管理者“という文言があり面白そうだなと興味を持ち、1年半くらい勤めました。そこでトマト栽培に魅力を感じて、自分の物としてできたら良いだろうなと思いました。自分で段取りしたり、一日の流れが作れたりと魅力的でしたね。借りた土地には草が背丈ほど生えていて荒れていましたが、それを1から切り開いてハウスを作りました。2018年にシンディスイートフルーツトマト、フルティカフルーツトマトの作付けを始めました。

経験も浅く、設備投資のこともあったので周りからは反対されました。でもトマトを商品化して売ることを目標に、周りの人を納得させるという強い気持ちがありましたね。

 

Q2. 普段のタイムスケジュールを教えてください。

朝5時半頃ハウスに来て、6時から収穫しパッケージをして午前中に配達してから、昼からは手入れをしています。植え付けるタイミングをずらして1年中、トマトを収穫できるようにしています。実がなるまでに2か月半くらい時間がかかるので、隣では実が採れて、隣では生育段階という風になります。

シーズンでいうと5・6月は生育が早く、たくさん実が採れる分、手入れもあるので忙しいですね。秋冬はじっくり育って甘味や旨味が乗るのでおすすめです。

 

お客さんがせっかく買ってくださっているのに「無いと?」という状況が1番嫌なので、極力ちゃんとした商品を作ることが第一です。

 

Q3.これから壱岐でどんなことをやっていきたいですか?

興味があることはアウトドアです。キャンプやグランピングができるような土地づくりをしていきたいと思っています。

トマト狩りもしているので、お客さんが摘んで、ここで調理してそのままキャンプしたりとか、摘みたてのトマトを料理したりとか、そういう雰囲気に持っていきたいなと思っています。せっかくなら人が寄ってくれるような場所にしたいですので、仕事をしながら自分も楽しめるようなことを考えています。

あとはバイクが好きなので、レンタルハーレーもしたいなって思っています。

 

 

Q4.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?

「住みやすい島」ですかね。

大きな災害も出ないですよね。それもあって、ここでずっと暮らしていくと思います。

休みを取って島外にバイクのツーリングに行くことが楽しみのひとつです。

 

いろいろと収穫体験や詰め放題などイベントをしていますので、ぜひ遊びにきてください。

Photo by 髙田望

 


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


~壱州人辞典一覧はこちらから~

壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 – Part 3 (ikishimagurashi.jp)

≪この記事を書いた人≫

はんこさん

福岡県出身・宮古島育ち。けしごむはんこ作家と壱岐市地域おこし協力隊として活動。
壱岐での愛称は「はんこちゃん」

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