ー郷ノ浦町出身。実家の『民宿 しげ井』を継いで、見た目はいかつい(笑)料理上手な勝本町出身のご主人とともに営む。またダンスチーム『アンマーズ』の代表を務め、ダンスを中心に島内でエンタメの可能性を広げる活動を行うー
Q1. 壱岐で今どんなことをやっていますか
民宿の女将しています。13・4年前に福岡から家族でUターンして、当時1人で宿をしていた母から『民宿 しげ井』を継ぎました。
現在、宿の利用はほとんどが現場仕事の作業員さんや、医療系専門学生の長期滞在です。2,3ヵ月の滞在が多く、だんだん家族みたいになって、食事や酒盛りで毎晩ワイワイしています。休みはお盆とお正月だけで、それ以外はずっとお客さまがいる状態です。
寮母さんみたいな役割が多く、掃除、洗濯に加えて送迎もします。
料理に関することは主人に任せていて、お客さまの年齢や職業に合わせて考案する多彩なメニューが好評です。
またダンスチーム『アンマーズ』の代表で講師をしています。週に4回、5歳から高3までの子どもたちにダンスを教えています。高齢者クラスもありますが、現在はコロナ禍で活動を休止しています。
Q2. 壱岐の隠れスポットがあれば教えてください
『初山』エリアです。
初山郵便局を下ったところからの景色、南明寺から海を見下ろす眺めは、あまり人には教えたくないと思うほど、オススメの場所です。
疲れた時は『初山』へ癒されに行きます。空気も良いし、人も優しいです。
Q3. 「実りの島、壱岐」と言われていますが、壱岐のこれが美味しい!好き!という食材(食べ物)はありますか。
『壱州豆腐』です。
ドンっと置くとバンって揺れるみたいな、あの感じが最高です!シンプルに薬味のゴマとネギ、マルリュウの甘いお醤油をかけて食べるのが良い。お客さまも、豆腐と醤油のセットで買って帰ります。
あと福寿の『スぺ皿』ことスぺシャル皿うどん。言わずと知れた壱岐のソウルフード!!
島外に住む家族からは「スぺ皿送って!!」と度々頼まれます。その度、6人前をテイクアウトし、タッパーに入れて送ります。着くころには麺が延びていると思うのですが、大分に住む兄は1日で食べきってしまうらしいです(笑)
忘れられない味’なんでしょうね。
Q4. あなとにとっての壱岐を一言でで表すならなんですか
何でも出来る『楽しい』場所です。
リモートが普及し始め、SNSで繋がるチャンスも増え、島にいても可能性は広がっています。
昨年から壱岐ケーブルテレビで『壱岐島エンタメ学校』という番組とオンラインサロンを立ち上げ、活動を広くPR出来る場を作りました。
番組は子どもたちがダンスをはじめ、様々なエンタメに挑戦するという内容です。私は校長先生として出演し、企画出し、台本作り、撮影、段取りなどを担当しています。
オンラインサロンもやっていて、ダンスやボディケアのライブ配信を行っています。
都会とは違った可能性の広げ方があると思います。壱岐で育った擦れていない子どもたち、みんな本当に魅力的で良い子です。
「壱岐からスターが誕生する日が来るのを楽しみにしています!!」
photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
~壱州人辞典一覧はこちらから~