-福岡県出身、芦辺町在住。壱岐市への移住前の職業は西鉄バス運転士。50歳の時、線維筋痛症を発症し大学病院への入退院を繰り返していた頃足で行うマッサージ「フ―レセラピー」と出会う。鎮痛剤を飲んでも治まることがなかった痛みが施術後に緩和されたことに衝撃を受け「フ―レセラピー」「日本足圧協会リュードゥピェ足圧術」の施術を取得。3年前、夫の定年退職に伴い壱岐に移住。「足圧リンパマッサージGREEN」を開業した。-
Q1. 壱岐で今どんなことをしていますか?
「足圧整体マッサージ」と フェイシャルエステと足圧を組み合わせた「小顔リフトアップマッサージエステ」で お客様の全身の筋肉をほぐす仕事をしています。
凝り固まった筋肉のままでいると血流も悪く代謝も衰えてきます。血流やリンパ液の流れを改善し身体を動かすのが楽になるようにと『ちょっと踏ませてもらえませんか?』と、足でお身体を癒しています。昨年末には高齢の方や介護が必要な方に笑顔と元気でいてもらう為に 介護美容「ビューテイタッチセラピー」のセラピスト資格を取得しました。
今はコロナ禍で難しいですが、訪問施術でハンドセラピー、フェイシャルセラピーでのケアサービスを提供していきます。
移住する前は、定年後は魚釣りをしたり遊んで悠々自適な生活を送ろうと考えていましたが、終の棲家と決めた地でやりがいのある仕事を始めることができ、元気に働けることが幸せです。
Q2. 壱岐のこれが凄い!と思うところはどこですか
豊かな自然に囲まれた壱岐なら当然なのかもしれませんが、空気のおいしさですね。移住したての頃は気づきませんでした。生活にも慣れて普通に呼吸してましたが、久しぶりに島外の空気を吸ってみると、、、全然違いました。(笑) 自宅が芦辺港の横 というのもあるでしょうが、海に面した場所はもちろん、多数ある神社の境内で感じる空気の清々しさは格別です。
Q3. 壱岐で暮らし始めて、どんな印象を受けましたか?
生活に困らない十分な環境が整っていると思いました。
離島に移住するということで福岡の友人から生活環境の心配もされましたが(壱岐にはスーパーも無いと思っていた人もいて)、今は初めて壱岐に帰省した38年前には考えられなかった程に店舗も増え、パン好きな私にとって福岡のベーカリーショップにも引けを取らないフランスパンやケーキを食べれることが嬉しいです。
Q4. あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか
「ふるさと」にしたい島ですね。
私は福岡で生まれ育ちましたが両親も亡くなり子供の頃住んでた家もありません。「ふるさと」って何処? と聞かれると、「うーん何処だろ?」って悩む私がいました。移住して3年が過ぎ壱岐での生活にもだいぶ慣れ、挑戦した仕事も島民の方に支えられて頑張れました。十分な便利さはあるけれど都会ではない(笑)壱岐島は「ふるさと」って言葉がぴったりフィットすると思います。
移住してきた人が皆「私のふるさとは壱岐島!」って言える場所になればいいなと思います。
Photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
~壱州人辞典一覧はこちらから~