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[ 壱州人辞典 No. 31]有限会社しまのたまご屋さん:山本 義一

-壱岐市芦辺町出身。祖父の代から養鶏を営む家に生まれた。高校卒業後、岐阜県に3年ほど修行、平成7年から事業を引継ぎ本格的に養鶏事業を開始した。8000羽近い鶏を飼育し、赤玉の卵を島内メインで出荷している。趣味は写真、愛用のカメラはLUMIX。-

 

Q1. 普段のタイムスケジュールを教えてください

朝7時くらいから雛の様子を確認して、鶏小屋の掃除・修理とか、たい肥の処理をします。あとうちはエサを自家配合しているので、定期的にエサを配合したり。その日によって作業はぐるぐる変わります。19時前には作業終えて、ご飯を食べた後に伝票や会計などの事務作業をしています。夜に配達で従業員に卵を運んでもらっています。

 

 

Q2. 島ならではと思うところはありますか。また、どんなところですか。

岐阜から帰ってきて思ったのが「緩いね~、ゆっくりよね~時間」とそれはものすごい感じたのを覚えてるね。(笑)
あとは、空気がきれいだし海もきれいだよね。だから護岸工事とかあんまりしないでほしいなって思うな~。

島ならではの地域根性みたいのがものすごい根強いところではあるから、工事とかできれいなのが出来るとすごいやろって思うけど、都会の人はそうは思わなかったりするんよね。
便利ではあるんだけど、都会追っかけないで、逆に今のままの田舎らしさ追及した方が良いな~と思ってます。壱岐の人がどんだけ頑張ったって福岡に追いつける訳ないっちゃけん、逆方向に行けばいいやんって思うんやけど、あえて不便さみたいなね。

 

 

 

Q3. 「実りの島、壱岐」と言われていますが、壱岐のこれが美味しい!好き!という食材(食べ物)はありますか?

自分のところの卵?笑
あとはね~刺身はどれとってもいいね、こんなに安くてうまいのがいつでも食えるとこないよ。ほんとに好きな人は自分で釣って食うけんね。
あとは手作りのいかの塩辛とかは好きよね~、勝本の漁師の人たちがね、わたをたっぷり使って作る辛めのやつとかはいいね~。
どれもうまいけんどれがいいとかあんまり考えたことないね(笑)

卵屋さんはうちとあともう一軒しかないから、そこを守ってるという意味で頑張っていかんとな~っていうのはありますね。
10年くらい前かな?昔壱岐にも乳牛がいたんですよ~、牛乳プリンとかもあってね!いつかは復活させたいな~という思いはありますけどね、まだ思ってるだけだけど(笑)

 

 

 

 

Q4. あなたにとっての壱岐を一言で表すなら

守り育てていきたいところ、かな。
壱岐らしく田舎を未来的にというか、自然を守って共存しつつ、でも生活の質、心は豊かでいられるっていうのを育てていけたらなとは思っています。

自分たちでは気づかないところに魅力を感じて移住してきてくれてる人も増えてきているから、そういった人たちの意見も壱岐の開発に取り入れていきながら、壱岐らしい魅力の発信が出来ていければなーと。やっぱり自分の生まれ育った地元には廃ってほしくないし、都会に出てった壱岐の人たちがいつかふるさとに帰りたいなって思ったときに、帰れる場所を守りたいなっていうのもあって、都会で疲れたら壱岐に帰っておいでよ!みたいなね。

 

 

Photo by 髙田望


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


~壱州人辞典一覧はこちらから~

壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 – Page 3 (ikishimagurashi.jp)

≪この記事を書いた人≫

ごーちゃんさん

栃木県生まれ。東京→福岡→札幌→東京→大阪を経て壱岐に移住。趣味は釣りとサウナ。

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