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[ 壱州人辞典 No. 28]一支国博物館ボランティアガイド:小嶋武廣

-壱岐市芦辺町出身。1934年に生まれてから現在に至るまで瀬戸浦地区で過ごし、その内40年間は漁師として生計を立てる。漁師を辞めた後、約7年間、島内の会社で勤務。定年退職後、62歳から7年間、携帯電話ショップの店長に就任。現在は一支国博物館のボランティアガイドとして、来客者に壱岐の歴史を伝えている。健康長寿体操「うらふれ体操」(※1)では、「なごーいきよう隊」として女性陣に交じり、男性で唯一活動をしている。また平成18年より、ハタヨーガをおこなって、現在に至る。講師がお休みの時は、代役を務めることもある。-

※1:健康長寿体操「うらふれ体操」とは、平成22年度に「病気にならない体づくり」「転ばない、転んでも骨折しない体づくり」を目的に制作されたもの。~壱岐市役所HP参照~

 

 

Q1.なぜ壱岐でその仕事(活動・企画・イベントなど)をしようと思いましたか?
ボランティアガイドは博物館が開館した平成22年から行っています。
元を辿ると、50年前(当時35歳)に、公民館の総務部長として、あいさつ運動の標語を募集していました。その時に建設会社の当時の社長から「壱岐のことを語る前に壱岐の歴史を知りなさい。歴史を知ってはじめて、今や未来を語ることができる。」と言われたことがきっかけです。

その時は関心がなかったのですが、平成18年から原の辻遺跡での発掘調査が本格的に行われ、足を運ぶようになり、発掘調査の状況を見たり、説明を聞いたりしている内に、50年前の話を思い出しました。
昔のことを知れば壱岐のことを知ることができるかなと思い、平成22年3月の開館後すぐに一支国博物館へ行こうとしましたが、歴史は無知だったので、敷居が高くてなかなか行けませんでした。GW後にやっと足を踏み入れることが出来ました。それからは諸先輩の話を聞きながら後ろをくっついて、掘り下げて質問して徐々に知識を付けていきました。

 

 

Q2.学生時代、何をして過ごすことが多かったですか?
授業の一環として墨俵作りや、夏休みの宿題として草履作りもしました。他にも芋畑にするために荒地を開墾して芋作りをすることもありました。警戒警報が発令されると集団で避難するので、勉強する状況ではありませんでした。小学5年生で終戦になったので歴史の勉強どころじゃなかったです。今でも印象深いのは玉音放送(天皇陛下のお話)です。終戦の8月15日正午に流れてきて、漁協の前で兵隊さんと一緒にラジオを聞きました。兵隊さんと一緒に聞いたのは、おそらく壱岐では自分だけなんじゃないかと思います。
その放送を聞いた後の兵隊さんすごかったです。泊まっていた家の裏の庭園に行って、竹の剣でバァーっと切っていました。怒りや悔しさが日本刀に表れていました。その光景は目に焼き付いて、今でも忘れられないです。

 

Q3.壱岐の好きな場所はありますか?
全体的に好きです。島の周囲が白砂に囲まれていて他にこんなに良い島はないですね。壱岐の砂は持ち込んだものじゃなくて昔からの砂です。それが壱岐高等学校の校章の元にもなっているんです。なぜ雪が降らない壱岐で、壱岐高等学校の校章は雪なのかっていうと、白砂が雪の結晶のようだという例えでそうなったそうです。

あとは初山の「遠見の大石」です。壱岐は古墳が多いということは鬼がたくさんいたとも取れます。そういう鬼が来ていないかを見張る場所が遠見の大石です。隠れた壱岐の見どころという点ではここがオススメです。また、箱崎の女岳神社の御神体と言われている大石もおすすめです。

 

 

Q4.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?
「神代(かみよ)の國」です。
人間社会では、変化の過程で記憶されたものが歴史。歴史はどこの国もありますよね。でも壱岐の島はさらに有史の以前に、ただただ存在していただけではなく、日本の形作りをしていたと言っても過言ではないと思っています。
伊弉諾(いざなぎ)と伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が一緒になって、天一つ柱(あまのひとつばしら)になり、それが落ちて島になる。それが壱岐の島の始まり、そう言われています。

壱岐から歴史が始まって、育まれてきたと思っています。歴史やルーツを知って、初めてその国の良さが分かってくるのではないだろうかと思っています。
半世紀前に言われた言葉と、終戦後のあの状況を目で見て、玉音放送を聞いたこと。これが私の人生の大きな節目であり、私の中の壱岐の全体像です。

Photo by 髙田望


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≪この記事を書いた人≫

はんこさん

福岡県出身・宮古島育ち。けしごむはんこ作家と壱岐市地域おこし協力隊として活動。
壱岐での愛称は「はんこちゃん」

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