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[ 壱州人辞典 No. 19 ]笑顔あふれる大久保家:大久保眞智子

-壱岐市勝本町出身。若い頃、ソフトボール実業団チーム「東芝」で4年間活動。帰島後、壱岐成年女子チームを立ち上げ、長崎県No.1チームに “強い壱岐”を見せた。昭和55年、実家から約5分の大久保家にお嫁入り。3月9日に聖母宮で結婚式を挙げた影響もあり、歌手レミオロメンの“3月9日”という曲を聞くと、自分達の家族を思い出す。60歳の時に孫が通っていたソフトボールチームの監督を2年間務める。-

 

Q1.仕事は何をしていますか?
25年間、福祉の仕事をしています。ソフトボールチームのキャプテンをしていた時に、湯ノ本地区にある介護老人保健施設の方から「あなたに来てほしい!」と誘われて、40歳から畑違いの福祉の道に入りました。
“芸は身を助ける”と言いますが、湯ノ本地区の施設で12年間勤め、そろそろだと思って退職したら、郷ノ浦地区の施設に誘われて10年間。そこも退職したら、現在働いている施設から誘いがきて今年で3年になります。
いちばん嬉しかったことは、55歳で介護支援専門員試験に合格できたことです。
他にも入社して間もなく、施設実習に行った時、介護について何もわからないままお世話をしていました。最終日の帰る直前に入居者の方から「私はあなたともう一度会いたい。」と言ってもらった言葉が、この25年間の心の支えだったように思います。
今度は人のために恩返しをしたいと思っています。

 

Q2.壱岐のこれが凄い!と思うところはどこですか?
島民の優しい人柄が1番良いって思っています!それをみんなには言いたいなって。
あとはきれいな海、歴史、食事も美味しい、自慢の辰ノ島や海水浴場、釣り場や漁場、絶景スポットもいっぱいあります!

でも不安なところもあって、だんだんと少子高齢化していたり、人口が減ってきたり、若者の働く場所がない問題も見えてきています。今は中学校を卒業してスポーツの強豪チームを目指し、島外へ進学する子どもも増えています。壱岐の中にスポーツの強いチームを作れば、島外に行く必要もなくなるんじゃないかって思っています。
それから地域の触れ合いがだんだん無くなってきたと感じることもあります。みんな家から出ることが減って、道を歩く人が減ったように思います。昔はワーワーとうるさいくらいだったんですけどね。

 

Q3.島外との違いを教えてください。
都会に行くと、寂しい思いをするかと思っていたんですが、行ってみたら都会の人は優しかったです。4年間一緒にご飯を食べた仲間とは、今でも電話のやり取りをして、側にいるような付き合いをしています。壱岐は見栄があったりしますが、そういうのが都会にはなかったです。
でも「壱岐はみんなで協力して支え合うことができる」それが田舎の強みです。
都会からこっちに移住する人もいるけど、その人柄で繋がっていくんじゃないかなと思っています。知り合いが増えてきたら、なんか良いでしょう?

 

 

Q4.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?
「1番ですね。うん、1番です。」
65年間生活してきて、災害はないので、まずそういうところは不安なく過ごせます。台風が来ても水害がない、こういうところで生活できるということは幸せだと思います。都会で自然災害のニュースを見ると、一時的にでも避難して来たらどうかなって思います。
壱岐の人口も減ってきているので、今後どうなるのかなと。今、私は子どもや孫と一緒に生活ができているので先の不安というものはないですが、お年寄りだけの生活をしている家もたくさんあるので。
あとは家族間の触れ合いだったり、生活の安定だったりがあれば、若者が外に出て行かないのかなって思います。

退職後は、地域の為に自分の明るさとパワーを発信出来ることを信じて、恩返しをして行きたいと思っています。

Photo by 髙田望


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


~壱州人辞典一覧はこちらから~

壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 -Page 5 (ikishimagurashi.jp)

≪この記事を書いた人≫

はんこさん

福岡県出身・宮古島育ち。けしごむはんこ作家と壱岐市地域おこし協力隊として活動。
壱岐での愛称は「はんこちゃん」

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