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[ 壱州人辞典 No. 8] 勝本地区納豆組合:松熊節子

―23歳の時に嫁ぎ、夫と一緒に2・3頭飼っていた牛を20頭まで増やし、畜産業に従事。現在家業は息子夫婦に代替わりしたが、家畜の世話やアスパラガス栽培の手伝いをしている。壱岐納豆作りの他、一支米倶楽部という生活研究グループで郷土料理的なメニューのお弁当作りをしている。壱岐市郷ノ浦町出身・勝本町在住。-

 

Q1.壱岐で今どんなことをやっていますか?
30代の頃から、33年納豆作りをしています。嫁に来た当初は家のことを本業にするのは当然のことですが、今では息子夫婦に譲り、納豆作りが本業になっています。
当時大豆は水稲の裏作として作るようになりました。納豆を食べる習慣もなく、何の知識もないところからのスタートで失敗の連続で苦労がたくさんありました。現在、島の特産品として皆様にご愛用頂いており、また長崎県内の学校給食にも使用されています。5人のメンバーで頑張っています!

 

Q2.普段のタイムスケジュールを教えてください。
週3日くらい納豆作りに出勤しています。大豆を炊く日は6:30から午前中いっぱいかかります。日直のときはイオンや農協にも配達しています。家にいるのは日曜日を含めて2・3日で、その時にアスパラガス栽培や牛のお世話の手伝いをしています。

 

 

Q3.なくなってしまった行事・習慣・郷土料理などあれば教えてください。
牛に鋤を引かせて耕す習慣や田植えも全て機械化して、手作業の割合は減りました。ミルクを飲ませるのも、機械化していますね。この10年でだいぶ変わりました。
郷土料理は法事の時とかに食べていますね。ひきとおしとか、厚揚げとか、がんもどきとか・・・。ひきとおしは、昔は家に居る卵を産まなくなった鶏をさばいて作っていました。でも今はもうできないし、子どもにも見せられないです。
あとは田植え時期になったら田植え団子という、カカラ(サルトリイバラという名前の茨のつる)の葉っぱで包んで蒸し団子(まんじゅう)を作っていました。10時の休憩の時とかに食べるんです。今は買って食べる事もあります。

 

Q4.あなたにとっての壱岐を一言で表すなら、なんですか?
「自給自足の島」
いろいろありますけど、食材は美味しいものがいっぱいありますよね。みなさん土地があれば自分でほとんど作っていると思います。お米はあるし、野菜は植えている、みそもお手製だし、納豆も作っています。牛は育てていますけど、やっぱり島外に出荷しちゃうから、お肉は買っています。あとはちょっと贅沢にするときにはお刺身も買います。
自分達が生活してきた、そのものだからおそらく私だけでなく、壱岐に住む、みなさんそうだと思います。

 

【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


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壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 -Page 5 (ikishimagurashi.jp)

≪この記事を書いた人≫

はんこさん

福岡県出身・宮古島育ち。けしごむはんこ作家と壱岐市地域おこし協力隊として活動。
壱岐での愛称は「はんこちゃん」

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