―壱岐では「ぽにょ」という愛称で親しまれている。ご近所さんの仕草のものまねが特技。ものまねが成功した時に、ご近所さんから「似ている!」と言ってもらえると嬉しい。2019年に移住。三重県出身・芦辺町在住。-
Q1.どんな仕事をしているのか教えてください。
芦辺浦地区にある、みなとやゲストハウススタッフとして働いています。宿の掃除や予約管理、お手伝いスタッフのシフト管理や、たまに釣り体験の案内もしています。壱岐に移住して鯵釣りを初めてしましたが、今では初心者向けの体験案内ならできるようになりました!
いつも心掛けていることはお客さまを大切にすることです。自分がお客さん側だったら嬉しいことを行うように心掛けています。オーナー夫婦がこれまで築き上げてきたものを、想いを持って、私なりに行動へ移していくことです。
自分がこれをしたい!というよりも、誰かが、やりたいと思ったことのサポート役をしている時に喜びを感じます。スタッフ側として誰かの特技や良いところ、やりたいことを手伝い、広がるということが嬉しいです。私が手伝い、その人がやりたいことをサポートできたら、すごく良いなと思います。
Q2.壱岐に来て良かったなと感じる瞬間はいつですか?
私が育ったところは、緑は多くありますがコンビナート地帯できれいな海がない環境でした。だから壱岐は海が近くにあって、泳ぎに行けることや、誰が釣って・捌いてくれた魚かを知った上で食べられるところはすごく良いです!生産者さんが分かる、食べ物のサイクルがわかるというのは、地元では味わえなかったです。
近所の方との関わりも多くて、近所のおじいちゃん・おばあちゃんや小学生たちとも仲良くなれるのは良いなと思います。
Q3.驚いた壱岐の習慣(行事・ルール)はなんですか?
ご近所さん同士でおかずをお裾分けし合っていることです。
“食べり~”と渡される島のご飯はすごく美味しくて、郷土料理を知れる良い機会にもなっています。
Q4.(Iターン者)数ある離島の中でも、壱岐に移住したきっかけはなんですか?
父が長崎市内の高島出身で、私が高校を卒業するタイミングに家族旅行で遊びに行きました。お父さんはその時、40年ぶりだったみたいです。“お父さんは離島で育ったんだ”“長崎県はすごく良い!”ということを感じて、また遊びに行きたいと思っていました。
それから数年後、縁がありゲストハウスに長期滞在ができるお手伝い制度(ヘルパースタッフ制度*1)があることを知りました。お金を稼ぐより生活をしたいと思っていて、何気なく“壱岐”“ゲストハウス”“ヘルパー”と検索して出てきた宿が、今働いているみなとやゲストハウスでした。
何度か壱岐に来たタイミングでみなとやゲストハウスさんが食堂を作っていて、ホールスタッフとして働いてみない?と声をかけてもらったことがきっかけです。
*1:場所や宿により表現が異なる場合があります。ご了承ください。
Q5.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?
ある本から引用すると、「咲く」です。
自分が暮らしている環境には、個性的で芯のある方が多く、その個性の賜物が合わさり、花みたいに咲いているように感じます。だから私はそれらを支える土や水のような存在でいたいです。
個性という“花”が咲く島、島で育つ子ども達も「個性は賜物」だと感じてくれたら良いなと思います。
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
~壱州人辞典一覧はこちらから~