—Facebookグループ「壱岐」にて、神社や人が魅力的な写真を投稿している。壱岐にある神社を巡り、撮影し記録する活動を続けている。壱岐市出身、郷ノ浦町在住。—
Q1. なぜ壱岐でその活動をしようと思ったのですか?
「壱岐島には1000以上の神社や祠がある」とよく言われていますが、全ての神社を周った人を知らないので、自分がやってみようと思いました。動き回るのが性分なので、行ったことのない場所へと足を踏み入れていくのが、ワクワクするし興奮します。
Q2. 以前から写真関係の仕事に就いていたのですか?
高校卒業後は島外に出てさまざまな経験をしました。その中で、カメラマンのアシスタントとして仕事に就いたことがありました。壱岐に戻ってきた時に「ナッツベリー」というバー兼スタジオを開きました。その後、写真の機材を入れてカメラスタジオとしても営業を始め、七五三や成人式などの撮影をする“町の写真館”としての仕事をしていました。
そんな中、島内を写真でデータベース化するという動きがあり、学校や施設、そして神社・仏閣など指定されたものを撮影していきました。特に神社に関しては、場所などの情報が少なく、調べては足を運ぶの繰り返しでしたが、これもまた動き回るのが好きな自分に合っていると思いました。その後も、人が行きそうにない場所、誰も知らない場所へ行って撮影するようになりました。
Q3. これから壱岐でどんなことをやっていきたいですか?
撮影した神社や祠の数は1000を優に超えているのですが、まだ撮影していない神社はあと10いくつあります。おいしいもの、つまり好物は後にとっておくタイプなんです。行くのが楽しみなので、ゆっくりと巡っていきたいと思っています。
あとは、今後も地元の方に聞き込みをしながら、ほとんど知られていない、地図にも載っていないような神社を探していきたいです。最終的には、撮りためた神社の写真と地図を組み合わせてまとめたいと思っています。
Q4. とっておきの神社はありますか?
たくさんあって絞るのが難しいですが…
地元の人が“ナミナシ”と呼んでいるところがあり、そこの獣道を抜けた先に建つ金毘羅神社です。目の前に海が広がっていて絶景です。
Q5. 最後に、あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?
私にとって壱岐での神社探しとは 「人の笑顔と出会う喜び」です。
Photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
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