―2017年に壱岐市へ移住。地域おこし協力隊として石田町の観光をメインに活動。令和2年12月に退任後は、「壱岐島ファーマーズサンド」という名前で、サンドウィッチの受注販売を始める。サンドウィッチには、島内パン屋に作ってもらう専用の特注パンと壱岐産の野菜をふんだんに使用。サンドウィッチの愛称は「梅ちゃんサンド」。福岡県出身・芦辺町在住。-
Q1.なぜ壱岐でその仕事をしようと思いましたか?
もともと野菜がたくさん摂れるサブウェイというサンドウィッチ屋さんが好きで、移住前はよく食べていました。「壱岐産の野菜たっぷりなサンドウィッチがあったらいいな」と思っていたので、もし作ったら喜んでくれる人がいるのでは?と考えたのがきっかけです。
島内パン屋さんにサンドウィッチ専用の特注パンを作ってもらい、フードロスのないよう配達のみで受注販売しています。
旬のものを取り入れて、壱岐ならではのサンドウィッチになるようにしていますが、具材やパンの組み合わせなど、事業を始めてサンドウィッチの奥深さに気づきました。
※本人提供
Q2.地域に馴染むまでにどんな出会い・経験がありましたか?
商売をすると考えた時に、自分だけが儲かれば良いというよりも、地域の協力してくれる事業者さんと一緒にしたいと考えていました。野菜の仕入れ先の農家さんも、協力隊時代に知り合った方や、夫が趣味や仕事で知り合った方に尋ねて仕入れています。農家さんやパン屋さんだけでなく、これまでに知り合った方が「応援するよ!」と注文してくださる事もあります。買ってくれる方がいて商売が成り立つので、繋がりのありがたみを感じています。
リピーターの方が7割ほどと多いですが、月ごとに変わる新しいメニューを楽しんでもらえているかなと思います。
Q3.驚いた壱岐の習慣・ルールはなんですか?
福岡のマンションに住んでいる時は“おとなりさん“がすぐ隣にいる距離だったのが、今は近隣の家と離れているので、ぽつんとしていることが、最初は怖かったです。夜も真っ暗で“本当の夜”を感じました。
今は外でBBQをする時に音楽をかけても近隣に迷惑も掛からないし、街灯がないので星も綺麗にみえるので、気に入っています。
Q4.あなたにとっての壱岐をひとことで表すならなんですか?
「いろんな挑戦ができる島」です。
にわとりを飼ったり、畑をしたり、船舶免許を取って運転したりすることは街に住んでいたらできなかったと思います。商売も福岡だったら怖気づいてできなかったと思いますが、やってみよう!と思えたのは、島の人に応援していただいているから実現できたことだと考えています。だから私にとって壱岐は挑戦できる環境なのかなと思っています。
Photo by 髙田望
【壱州人辞典とは】
地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、“壱岐に住む(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
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壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】 (ikishimagurashi.jp)