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教科書に出てくるあの人も!短歌に思いを馳せて

島内で一番高い山、標高212.8mの岳の辻。

展望台からは壱岐全島だけでなく、北側には対馬の島影、南側には佐賀の東松浦半島の山並みも望むこともできます。

そんな岳の辻の山頂近くにこんな歌碑があります。 「葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」 毎年8~9月に濃紺紫色の花が咲く葛。少し前に誰かに踏まれたのか、鮮やかな紫色が土や岩ににじんでいます。花や葉の色や香り、踏みしめる土の感覚までもが鮮明に思い起こされるこの短歌。中学・高校の国語の教科書に必ずといっていいほど載っている、釈迢空(しゃく ちょうくう)と号した詩人・歌人の代表作です。本名は折口 信夫(おりくち しのぶ)。日本の民俗学者、国文学者、国語学者でもありました。彼は大正時代に2度壱岐へ来島し、民間伝承の調査を行いました。この短歌はそのときの作とされていますが、実際には奥熊野での作としても発表されているため、詠地論争が絶えません。しかし作者が豊かな壱岐の自然に心揺さぶられていたことに変わりはありません。山頂では西側、中央、東側の3カ所に展望台やデッキが設置され遊歩道も整備されています。よく晴れた日には九州本土まで眺望できる絶景の岳の辻。ピクニック広場もありますので、休日のんびり過ごすのに利用するのもいいですね。 四季を肌で感じることができる壱岐。自然と共存するからこその発見や感動が待っています。

≪この記事を書いた人≫

スピカ☆さん

夫の単身赴任先の壱岐に、子どもと一緒に引っ越してきて約半年。食べるの大好き!お出かけ大好き!もうすぐ8か月の息子と、ドライブや散歩、子育てサークルで楽しく充実した毎日を過ごしています。

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