壱岐の家庭料理は?と聞かれて思いつくのが「かぼちゃのよごし」です。
「よごし?」と思われるかもしれませんが、調理するとき材料を手で豪快に混ぜ合わせ、手をよごすところから「よごし」と呼ばれるようになったそう。一般的な白和えのような料理で、豆腐の代わりにかぼちゃを使います。畑のかぼちゃが採れる夏に食卓にならぶ一品です。壱岐に引越して間もなく「これ食べてね~」と近所のおばさんからいただいて初めてたべました。一口たべると…白和えとは少し味が違うような…。材料を尋ねると、カボチャにナス(自家製)、イカ、こんにゃく、みそ、ゴマ、しょうゆにさとう。ちょっと味が違うなと思ったのはみそが入っていたから。イカを入れるのも壱岐ならではだなと感じました。 作り方は
①かぼちゃとナスを蒸し、ナスは水気を絞って切る。
②こんにゃく、イカは茹でて短冊切りに。
③調味料はすり鉢で混ぜ合わせる。
④下処理をした材料に③を味を見ながら加え、しっかりと混ぜ合わせて出来上がり。
家庭料理なので各家庭で味や作り方はちょっとずつ違うんです。材料もかぼちゃに合わせる野菜はなんでもいいようで、野菜が苦手なうちの子供たちも食べてくれます。季節を感じられる素朴でおいしい壱岐の家庭料理です。