➖ 壱岐市郷ノ浦町出身。壱岐高校を卒業後、佐賀県で料理の専門学校に通い、結婚式場内の中華レストランで修業。数年後、家族で経営している「福寿飯店」を手伝うために帰郷した。島に戻って今年で10年目。得意料理は麻婆豆腐。「福寿飯店」はランチとディナータイムに営業。店舗2階で宴会にも対応している。近所のスーパーでは、名物メニューの唐子丼をはじめ、数種類の丼ものを販売している。➖
Q1. 壱岐に戻ってきたときの印象は?
最初、島に帰れるってなったときはワクワクしましたね。小さい頃から先代や父親が料理しているのを見てきて、この店を失くしたくないと思ってこの道に進んだので。
実際戻ってきたら、若手が減ったなと感じました。高校卒業して、島外にでたらもう戻ってこない人とか多いですからね。
商工会に入っているんですけど、八日市とか小さい時は一大イベントで盛り上がってましたが、もう今は店も少なくなって寂しいです。
でも、自分たちの代は島に戻ってきている人が結構多いんです。それぞれ店をやったりしているので、負けたくないなって刺激をもらって頑張っています。
Q2. 壱岐あるあるを教えてください。
車同士ですれ違う時に「知り合いじゃないかな?」って対向車の運転手の顔をじーっと見るっていうのありますよね。
運転手とよく目が合います。壱岐だと知り合いの可能性が高いですから、見ちゃいます。
あと、車のナンバーも覚えてる(笑)
Q2. 郷ノ浦祇園山笠は担がれていますか?
下山流で担いでいます。お店があるのが下山なので。父親は、実家のある新道流で担いでいます。自分も小さい頃は新道流にいたんですけど、島外から戻ってくるときに、祖父のいた下山流に入ることにしました。山笠のつながりで人と仲良くなることは多いです。
Q3. 休みの日は何をされていますか?
寝ていますね。趣味っていう趣味はあまりないけど、お酒はよく飲みます。壱岐焼酎が好きです。
料理の勉強をしているときに、試しで中国のお酒を飲んだりしたけど強すぎて…やっぱり壱岐焼酎が美味しいです。
Q4. 壱岐で好きな場所はどこですか?
「宮の通り」です。
お酒飲むのが好きなんで、あそこが一番ですね。営業が終わった後に飲みに行っています。
同級生とも集まって飲んだりしています。
たまに一番端にある「GORILLA」というバーでお手伝いもしてみたり。。。そこで知り合いが増えたりします。
Q5. これから壱岐はどういう風になればいいなと感じますか?
地元の人にとっては「帰ってきたい島」、観光客にとっては「来てみたくなる島」にしたいです。
福寿飯店の料理は地元の人に慣れ親しまれているから、メニューは変えずに引き継いでいる。でも、新しい風を吹かすのも大事かなと思って、宴会のメニューは新しいものを提供したりもしています。勉強のために、福岡へ中華料理を食べに行くことも多いです。
Q6. あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか。
「全員が家族」
壱岐では、いろんな人が切磋琢磨して、みんなが協力的なんじゃないかなと思う。4町まとまれば、もっといいな。
自分たちの年代はあまりそんな感じはないけど、上の年代はその感じがある気がする。
もっとまとまって、協力していけたらいいなと思います。
[(暮らしている)人”を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。
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壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】(ikishimagurashi.jp)
