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[壱州人辞典 No.109]マルダイの鮮魚店 松尾鮮魚:松尾勇人さん

➖勝本出身、父が始めた鮮魚店を引き継ぎ、経営している。壱岐の人に魚の美味しさを知ってほしいという思いから、魚の下処理にもこだわり、毎日美味しい魚を安く提供している。取材中、何本も電話が入るほど人気で、現在は島外からの注文にもこたえる活躍ぶりである!➖

Q1.どんな仕事をしているのか教えてください。

芦辺にあるショッピングセンターマルダイで鮮魚店を営んでいる。市場での競りは毎日で、午前中は店に出す刺身づくりや島内施設などへの切り身の準備、午後は島外への出荷作業をしている。

取材協力:郷ノ浦漁協   

 

Q2.学生時代は何をされていましたか?

学生時代はバスケ部に所属していた。社会人になって23歳の時に、同じくバスケ部の友人に誘われて社会人チーム「スリーパーズ」を立ち上げた。30歳の頃に、ふくらはぎを怪我して、仕事に支障が出ちゃいけんけ引退した。

中学の時に勝本から芦辺までチャリで来て、バスケをした場所が気に入っている。舗装されただけのなんてことない場所やけどね。20代の頃、そこで友達と2人で語り合ったこともあって。酒も飲まず何時間も。思い出の場所やね。

 

Q3.鮮魚店で働くことになったきっかけは?

前の仕事を退職してから、21歳の時に父の勧めではじめた。包丁を持ったこともなかったし、始めは継ぐことに全く興味がなかった。魚をちゃんとさばけるようになるまで、見よう見まねで練習して一年くらいかかった。いまだに「これでいいとかね」って常に考え、試行錯誤しながら、お客さんにはいいものを食べてもらいたい一心で魚をさばいている。

 

Q4.仕事で楽しいと感じることは?

単純にお客さんに「おいしい」と言われるのがうれしい!最初は魚のにおいとか汚れることとか正直嫌やったし、学生の頃はそもそも魚より肉の方が好きやったけんね(笑)けど、店に就いてからほんとうに魚がうまいって感じた。自分で食べてみて美味しかっけん、他の人にも食べてみてって言いたくなる。

 

Q5.仕入れのこだわりを教えて下さい

競りでは、一番いい魚を仕入れるよう努力している。日によって仕入れ値が変わるけど、お客さんが手に取る時の値段も考えながら、極力いい魚を出したいと考えながら仕入れている。

ここ10~20年で壱岐では珍しい魚や、南方系の魚が壱岐の市場にあがってくることがある。グルクンやエビスダイ、高級魚のシロホシフエダイを仕入れたこともある。そういった魚を仕入れるのは楽しいし、壱岐の人に知らない魚を見てほしい。夏にはマグロ解体もがんばったよ。

 

Q6.島外出荷を始めたきっかけを教えて下さい。

東京からのお客さんが松尾鮮魚の魚がよかったと京都のお店に紹介してくれたのがきっかけ。今は青森や静岡、愛知、大阪、四国の人が常連さんになっていて、東京や静岡の旅館など様々なところに出荷している。

 

Q7.あなたにとっての壱岐を一言で表すならなんですか?

「居心地のいい島」

魚はある、肉もある、野菜もある、米もある、夏は海もある、冬は温泉もある、焼酎蔵もある。30分くらいで島のどこへでも行けるし、博多までも1時間。バランスが良くて住みやすい。

 

[インタビュー:林浩史、文:笹木淳一、写真:下條友紀]


【壱州人辞典とは】

地元出身者・移住者・年齢・性別問わず、壱岐に住む(暮らしている)を紹介していく企画です。
壱岐島の良さを伝えるには、その地に暮らす人にフォーカスを当てることが大切だと考え、魅力的だと感じる人を紹介していくことで「この人に会ってみたい。」「この人に 話を聞きたい。」という興味を持ってもらい、人が人を呼ぶようなサイクルを作りたいと思っています。
人から人へと辿っていくことで、私たちが知らない、壱岐の人もあまり知らない面白い人に出会いました。 


~壱州人辞典一覧はこちらから~

壱州人辞典 | いきしまぐらし 【壱岐市公式】(ikishimagurashi.jp)

 

 

≪この記事を書いた人≫

ささきさん

埼玉出身、趣味ランニング。壱岐ウルトラマラソンで壱岐に魅力を感じて移住してきました。地域おこし協力隊ではスポーツイベント運営の業務を担当。

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